弁護士インタビュー（相続相談について）

Q:相続のご相談を多く受けられているとのことですが、相談内容はどのようなものになりますでしょうか。

A:　「他の相続人と遺産分割協議をしているが、中々、他の相続人が印鑑を押してくれず、今後どのように遺産分割を進めていけばいいかわからない。」といった内容や
　　「他の相続人から遺産分割調停を申し立てられたが、対応の仕方がわからない」といった相続人間での争いに関するご相談が多いです。

Q:遺産分割協議や遺留分侵害額請求で争点になりやすい点は、どのようなところでしょうか。

A:遺産の範囲や、不動産等の遺産の評価については、争いが生じやすいですし、また、遺産分割に付随することとして、他の相続人が被相続人の預貯金を勝手に引き出していたことについてどのように対応していくかということも紛争が生じやすいです。

Q:遺産分割協議を弁護士に依頼した場合のメリットをお教えいただけますでしょうか。

A:遺産の範囲や遺産の評価、特別受益等、遺産分割に関して重要な点を踏まえた上で遺産分割の手続きを進めることができるという点です。また、弁護士に依頼することによって、他の相続人と直接話し合う必要がなくなるため、精神的負担も軽減することになると思います。

Q:相続人の子や孫の方からの相談も可能でしょうか。

A:ご相談自体は、相続人のお子さんやお孫さんからのご相談も可能です。ただ、実際、弁護士が受任する際には、相続人ご本人に事務所にご来所いただく必要があります。

インタビュー：みんなの顧問・相続

この記事を書いた人　弁護士 植木竜太

埼玉弁護士会（登録番号：48476）
相続・遺産分割・遺留分、離婚・不貞、交通事故、法律顧問などの経験が豊富で、個人・法人問わず幅広い分野の法律相談を積極的に行っている弁護士。